犬ごはんCookBook #08「鯵とキヌアのデトックスごはん〜鯵の骨せんべい〜」宮前真樹

           


犬ごはんクックブックは、ワイマラナーのエルマーと暮らす料理研究家 宮前 真樹さんがサステナブルな食材を取り入れながら、食事の時間をより豊かに楽しんでいただけるように、犬の手作りごはんレシピを作り方とポイントを交えてご紹介。あっという間に梅雨がやってきてしまいました。この時期は、お散歩やドッグランへなかなか行くことができなかったり、犬たちも水分を体に溜めやすく浮腫みやすい季節でもあります。今回の犬ごはんは「体に溜まった水分の排出・利尿」を促す力のある食材を使っています。鯵が美味しい季節!家族みんなでシェアして骨まで美味しくいただきましょう。

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材料(1日2回食の場合の1食分)

・鯵(三枚おろし) 小型犬1尾の半身|中型犬1尾分|大型犬2尾分

・キヌア   小型犬 小さじ1|中型犬小さじ2|大型犬大さじ1

・野菜全量  小型犬30g|中型犬50g|大型犬100g
(今回は、トマト・もやし・いんげん・セロリ・エリンギ・きゅうり・ディル使用)

・昆布水    200ml~300ml ※食材がひたひたになる位

・オイル    小型犬 小さじ1/2|中型犬 小さじ2/3|大型犬 小さじ1

※犬のサイズは、小型犬(〜5キロ)中型犬(〜10キロ)大型犬(〜25キロ)として計算
※成犬・アクティブな犬へ向けての分量として基本レシピをご紹介しています。幼犬期にはタンパク質を増やし、シニア期にはタンパク質を減らすなど愛犬のステージに合わせ食材バランスを微調整していただくことでオールステージに対応可能です。

作り方

1、キヌアは表示通りに茹でておきます。(多めに作って保存しておくと便利、面倒な場合はスープと一緒に煮込んでも大丈夫です!)

2、水500mlに昆布4〜5cmを入れ火にかけます。(昆布水がある場合は昆布水を使用)そこへ、ざく切りしたトマトと細かく刻んだ野菜(もやし・いんげん・セロリ・エリンギ)を入れて茹でます。

3、鯵は三枚おろしにします。
大きな骨は注意して取り除き、フライパン又はグリルで焼きます。

4、全てを器に盛り付け、仕上げにきゅうりとディルを加え、オイルを垂らし完成です。

<昆布水の作り方>水1リットルに5g程度の昆布を浸して冷蔵庫で一晩置いたら出来上がり。
※じっくりエキスが出た美味しい出汁は、人間用のスープにも使えます。

※スープのこと
スープは、人肌程度に温めたものが理想的です。今回は昆布水を使いましたが、野菜の煮汁や魚・鶏スープ、無添加の和風出汁など風味付けで使うのもおすすめです。

※オイルのこと
今回はフラックスシードオイルを使用しました。オイルは、食べる直前にごはんにプラスします。はじめは少量からスタートし、ウンチや体調の変化を確認しながら調整します。小型犬小さじ1/2程度〜大型犬小さじ1杯程度が目安です。

メイン食材「鯵」


鯵は、たんぱく質やカリウム、カルシウム、マグネシウム、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンD、ビタミンE、ナトリウム、ナイアシン、亜鉛など、様々な栄養素を含む栄養価の高い食材です。たんぱく質が豊富な上にビタミンも多く含んでいるので、ダイエット中に不足しがちな栄養素を補給するのにピッタリ。
また、鯵に含まれているカリウムでむくみ改善効果やDHA・EPAの働きでドロドロ血液の改善さらに動脈硬化や認知症の予防、タウリンの働きで疲労回復効果が期待できます。切り身でもOKですが、干物は塩分が強いので避けた方が無難です。

愛犬に鯵を与えるメリット 犬が体内で合成することのできない必須アミノ酸10種がすべて含まれる

強い抗酸化作用があり免疫力UP!老化防止予防も期待

オメガ3脂肪酸が豊富なため健康的な体を形成!

骨までおいしく!鯵の骨せんべいの作り方


鯵の中骨を使って、鯵の骨せんべいを作ります。
160度位のオーブンで15~20分じっくり焼き、水分が飛びパリッとしたら完成です!
人間用は後で塩を振るなど味付けをすると美味しく召し上がれます。
注意!犬にあげる前に必ず飼い主が味見をして骨の固さを確認してくださいね。

最近のエルマー

名前:エルマー
性別:女の子
生年月日:2017年12月30日
好きな食べ物:鹿ジャーキー・バナナ
好きなこと:段ボールの解体・ドッグラン遊びとお風呂

今回ご紹介した「骨せんべい」はエルマーも大好きです!
相変わらずの、欲しい時は背筋をピーンと伸ばしてお利口アピールです。


手作り食をはじめて食べる犬の場合、野菜類は少なめからスタートして時間をかけて移行することで消化吸収を促進します。また、ウンチのチェックは必ずしてください。下痢や便秘になっていたら、食材や作り方など食事を見直します。
毎日の食材が偏らないよう、メインに旬の魚をプラスしたり、スープを変えてみたりすると愛犬も飽きずに食事を楽しめ、栄養の偏りも防ぐ事が出来ます。
愛犬に合わせて、飼い主さんが工夫しながら一緒に「ごはん時間」を楽しんでくださいね。
[文/宮前 真樹・構成/enkara編集部]

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