保護活動 ≠ 家に保護動物を迎える
犬猫の保護活動は、はっきり言えばどんな方でもできます。
“保護をする”というと、家族として保護動物を迎えることを想像する方が多いかと思いますが、保護動物に出来ることは、それだけではありません。
例えば、保護活動をしている人を様々な形で支援する事も1つの保護活動のカタチです。
具体的には、保護団体へ使わないタオルを届けたり、フードや少額寄付などがあります。
施設を持つ保護団体へ出向き、施設の掃除の手伝いをすることも立派な保護活動支援です。
犬と暮らせる住居にお住いの方であれば、踏み込んだ保護活動支援が可能です。
例えば、迷子の犬を保護し、管轄の行政機関へ連絡を取り、飼い主が見つかるまで自宅で一時保護をしたり、保護団体に保護された動物を新しい家族が見つかるまで里親として一時的に預かることも出来ます。
私たちは、その全てをおこなっています。
それが『フォスターサロン・ジャパン』です。
保護をして、預かり、ケアをして、譲渡につなげる活動を包括的に行なっています。
保護団体ではなく、名前の通りグルーミングサロンがフォスター(一時預かり里親)になる。そして、そこからいのちを繋げることを目的としてグルーミングサロンが設立した協会です。
フォスターサロン・ジャパンの特徴
一般的な保護団体は、保護をするところまでは同じ活動ですが、
次のステップ、“預かり“からは、一般ボランティアの方が担当することがほとんどです。
医療機関で健康状態を調べてもらい必要なケアを行うのはどの保護団体も同じですが、ケアの後に行うグルーミングは、グルーミングサロンや動物病院へ依頼しなければなりません。
そのグルーミングがあたり前に自分たちで迅速に行えるのがフォスターサロンの強みです。
保護された犬猫は、皮膚の状態が悪いケースも多く、数日ごとのシャンプーが必要な場合があります。抱っこされたことがない犬猫は、不安と恐怖で噛み付いたりもします。
でも私たちプロは、そういう犬猫の扱いも経験値や学びから一頭一頭、接し方を考えて対応することが可能です。
私たちフォスターサロンのメンバーは、メンバー同士得意な分野を共有しています。
保護動物に合せて、相談しながら預かり先を変更することも出来ます。その動物に適した柔軟な対応が出来ることが最大の強みです。
メンバーがそれぞれ行政に登録していることで迅速に稼働
私たちは、主に自治体が運営する愛護センターで収容期限の切れた犬と猫を保護しています。収容期限は自治体によって違いますが、その期限が切れると殺処分されてしまうセンターとしばらく預かっておいてくれるセンターがあります。
ただ、収容場所にもキャパシティがあるので、期限が切れて飼い主が現れない場合、一刻も早くセンターから出しています。
センターの収容場所はコンクリートの冷たい床です。
迅速にレスキューをすることで、その冷たい床で過ごすことからも解放してあげられます。
フォスターサロンは、譲渡も迅速です。
通常、保護団体が保護をした犬猫の家族を見つけることや譲渡は、その団体の代表が把握してボランティアと連携をして譲渡先へつなげるため工程が多くかかります。
フォスターサロンの場合は、メンバーがそれぞれ行政に登録をしているので、預かってケアを行った犬や猫の譲渡について、それぞれのサロンが独自に行うことができます。
そのサロンの責任で譲渡条件も決定し、譲渡先を見つけます。
譲渡の後もずっとつながる安心と仕組み
メンバーは、それぞれグルーミングサロンを経営しています。
保護犬猫に使用するフード、ペットシート、サプリメント、おもちゃ等、サロンとして仕入れる事ができ潤沢なことも強みです。
そして、サロンで保護犬猫を預かることで毎日サロンを訪れるお客さまと触れ合い、毎日が譲渡会になります。
サロンオーナーは、お客さまがその保護犬猫を家族として迎えるのを悩んでいる時、一番近くにいる相談相手になります。
その犬や猫の特徴を理解し、正確に伝えることが可能です。
譲渡のトライアル中に、また戻ってくる事も無くはありませんが、全ては犬猫の幸せが第一です。相性が合わなければ無理する事なく、また来店していただければいいだけ。
実にシンプルです。
その犬猫が、ミスマッチの結果、露頭に迷うことも辛い思いをする事もありません。
保護をして、ケアをして、譲渡をして、その先はそのサロンでずっと繋がることができる。日本で唯一の組織と仕組みで活動を行なっています。
▷フォスターサロンジャパン
保護された動物をグルーミングサロンで一時的に預かり新しい家族とつなぐ協会