【犬のデンタルケア連載】愛玩動物飼養管理士が選ぶ!犬用歯ブラシおすすめランキング7選徹底比較 〜愛犬に合う歯ブラシを見つけよう!〜

犬のデンタルケア連載、第3回目はいよいよ歯ブラシのこと。
愛玩動物飼養管理士が、特徴の異なる犬用歯ブラシを実際に徹底比較します!
お悩みや口腔状態、口や歯の形状、サイズ、トレーニング段階など愛犬に合わせて歯ブラシを選ぶことが大切です。
愛犬に合う歯ブラシを使って、「磨いている」から「磨けている」へアップデートしましょう!〈PR〉

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歯みがきの準備は整いましたか?

まずはおさらいです。前回までに、犬の口腔内のメカニズムとドッグトレーナー監修による「犬の歯みがきを始める前に習得したい」基本トレーニングを学びました。
歯みがきを始める前に大切なトレーニングは、「1、座り方をマスター 2、口や歯に触る 3、歯ブラシに慣れる」の3ステップ!焦らず、コツコツと繰り返すことで2〜3ヶ月程度で歯ブラシを受け入れる状態を作る事ができます。
そのベースが出来上がって、はじめて「愛犬に合う歯ブラシ」を考えるタイミングがやってきます。さぁ、準備は整いましたか?

歯ブラシを選ぶ基準は?


最近、犬用歯ブラシは犬の口腔ケアに対する意識が高まり、多くのメーカーが販売しています。あまりにも様々な歯ブラシが販売されていることで、飼い主はどの歯ブラシがいいのか?迷う方も多いでしょう・・・
獣医師が監修してるから?友人が使っているから?価格?「なんとなくこれがいいような気がする。」という気持ちで選んでいることも___先程もお伝えしましたが、犬は個々に骨格やサイズが複雑に異なります。
その中で愛犬に合う歯ブラシを選択することは難しいのも事実です。
また、日本では犬の口腔歯科医療を専門的に学ぶ獣医師が限られており、かかりつけの動物病院で相談しても、その答えが果たして正しいのか?正直、難儀です。
今回は、歯ブラシを選択する際の参考にしていただけるよう、犬用歯ブラシを具体的に徹底比較したいと思います!

犬用歯ブラシ4つのチェックポイント!

犬用歯ブラシの特徴を知る時に大切なチェックポイント。
この4つのポイントを見ることで、愛犬に合う歯ブラシを選ぶことができます。

1.ヘッド

隙間用、極小、細長、360度円周、歯を挟む3面3D、ビッグサイズなど

・隙間用、極小、細長タイプ
歯間や歯と歯茎の境目、前歯、細かな部分を磨くことに適しています。

・通常サイズ
一般的なコンパクトヘッド

・歯を挟む3面3D構造ヘッド、ビッグサイズヘッド
特徴的な形状をしたヘッド

2.毛先

超極細毛タイプ、細毛とフラット毛が組み合わさったWタイプ、極細毛が密集したタイプ、先端が切り落とされてフラットなタイプ、シルク歯ブラシなど

・極細タイプ
歯並びに問題の箇所がある場合や歯間などに使用することに適しています。歯周ポケットができてしまった犬にも。

・細毛とフラット毛が組み合わさったWタイプ
バランスが良く一般的に最も使いやすい歯ブラシと言えます。

・極細毛が密集したタイプ&先端が切り落とされているフラットなタイプ
奥歯の側面や面の部分を磨く用です。犬の歯は面が少ないので、磨き残しが不安です。

・シルクタイプ
歯の表面、歯茎、歯肉、頬の内側など口内を全体的にマッサージしながら、汚れやネバつきを良い塩梅でやさしく取り除きます。

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3.素材

飽和ポリエステル樹脂、ナイロンなど人工毛と、ヤギや馬、シルクなど天然毛

・ナイロン
人工毛。安価なこともあり現在人間用の歯ブラシは90%以上がナイロン毛です。ただ、開きやすく、乾きにくいので衛生面で不安も・・・1ヶ月に1回必ず交換が必要です。

・飽和ポリエステル樹脂
人工毛。柔らかく、コシがあり、耐久性に優れているのでナイロン製より約4倍長持ち!歯茎にやさしく、また乾きやすいため清潔さをキープします。
因みに、人間の歯科専売品の多くは飽和ポリエステル樹脂(PBT)素材を使用しています。

・ヤギや馬など
天然毛。コシと弾力があり、しっかりと磨けるのにエナメル質を傷つけにくい特徴があります。天然毛は人間用としては良い素材ですがどれもやはり硬いので、歯ブラシが苦手な犬にヤギや馬などの天然毛からはじめるのは難しいでしょう。

・シルク
天然毛。歯茎や頬の裏をやさしくマッサージすることができる他にはない特徴を持つのがシルク製。
歯ブラシを嫌がる犬たちでも「シルク歯ブラシだけは嫌がらない!」というケースも多く、独自のソフトタッチは、歯ブラシが苦手な犬や歯みがきを始めたばかりの犬、シニア期や口腔トラブルがすでにある犬にもおすすめ。

4.形状

真っ直ぐな柄、湾曲している柄、しなやかに曲がる柄、指サックタイプなど

歯ブラシの柄は、カーブを描くように湾曲していたり、くにゃっと曲がる方が何となく磨けそうに感じますが、実はその逆。真っ直ぐストレートタイプの柄が最も歯磨きしやすい形状です。

犬用歯ブラシ7選!現物徹底検証


それでは、いよいよ市販の犬用歯ブラシの特徴を見てみましょう!
今回は、様々なタイプの歯ブラシを比較します。

犬口ケア
販売価格:500円程度
1. ヘッド:360度円周
2. 毛先:極細毛が密集したタイプ(フラット)
3. 素材:ナイロン(ふつう)
4. 形状:ストレート柄
コメント:360度植毛されたタイプ。平らな面は磨くことができるが、歯間や歯茎と歯の間など細かな部分は磨きにくい。磨き残しが気になる。ナイロンのゴワゴワ感は否めない。

CiメディカルワンタフトMICLIN
販売価格:200円程度
1. ヘッド:隙間用・極小サイズ
2. 毛先:フラットタイプ(先細形状)
3. 素材:ナイロン(ふつう)
4. 形状:ストレート柄
コメント:人間の歯科専売品、ポイントケア用。このタイプの歯ブラシは、前歯の隙間磨きにピッタリ!歯と歯茎の隙間にあてて磨くことでプラークをしっかり落とすことが可能。ただし、歯みがきトレーニングをマスターし、静止してブラッシングできるようになった段階での使用に限る。静止できない場合、歯茎や口腔内を傷付けてしまう恐れがある。

DHCデンタルブラシ
販売価格:300円程度
1. ヘッド:細長サイズ
2. 毛先:細毛とフラット毛が組み合わさったWタイプ
3. 素材:飽和ポリエステル樹脂(ふつう)
4. 形状:少し湾曲柄
コメント:イオン&バリアパワーをもつ、ナチュラルセラミックスと特殊アパタイトを配合。歯垢をかき出す極細毛と歯の表面の歯垢を除去するフラット毛のダブル植毛。特徴的なのはヘッドの細さ。縦幅は他の歯ブラシと差はないが、横幅は2列植毛。これによって、使いやすい犬と逆に物足りなさを感じる犬に分かれるはず。この歯ブラシは、全面磨き用ではなく、ポイントケア用として考えた方が良い。

ビルバック C.E.T. ペリエイド
販売価格:600円程度
1. ヘッド:通常サイズ
2. 毛先:細毛とフラット毛が組み合わさったWタイプ
3. 素材:飽和ポリエステル樹脂(ふつう)
4. 形状:少し湾曲柄
コメント:動物病院専用。歯周ポケットの歯垢をかき出す極細毛と歯の表面の歯垢を除去するフラット毛のダブル植毛。今回用意した歯ブラシの中で一番毛が長い。ヘッドのサイズ感、バランスの良い植毛で細かな部分も磨きやすい。抗菌加工。歯茎のマッサージは出来ない。

泡雪
販売価格:1,500円程度
1. ヘッド:通常サイズ
2. 毛先:極細毛が密集したタイプ(フラット)
3. 素材:飽和ポリエステル樹脂(やわらかい)
4. 形状:ストレート柄
コメント:雑菌増殖を抑えるコーティング加工がされている。2サイズのヘッドがある。マイクロ植毛のパイオニア的存在。毛が細く密集しており、しなやかさは極上。だが、毛先がフラットなため平らな面は磨くことができるが、歯間や歯茎と歯の間など細かな部分は磨きにくい。磨き残しが気になる。

MIGAKENDE(ミガケンデ)
販売価格:1,700円程度
1. ヘッド:通常サイズ
2. 毛先:フラットタイプ
3. 素材:馬・ヤギの天然毛(ふつう〜かたい)
4. 形状:ストレート柄
コメント:毛の硬さは三段階。一番やわらかいとされるヤギタイプを比較してみたが、それでも他の歯ブラシよりコシ(硬さ)を感じる。今回用意したブラシの中で最も毛が短く、また毛先がフラットにカットされているため、平らな面は磨くことができるが、歯間や歯と歯茎の間など細かな部分は磨きにくい。磨き残しが気になる。

ふわふわシルク歯ブラシ
販売価格:1,980円程度
1. ヘッド:ビッグサイズ
2. 毛先:シルクタイプ
3. 素材:シルク(超やわらかい)
4. 形状:ストレート柄
コメント:この歯ブラシは別格!他の歯ブラシにはない最大の特徴は「マッサージをしてブラッシング」することができること。大きなヘッドも水分を含むと使いやすい大きさに。
お口の中のネバネバが適度にスッキリ取れることで、口腔ケアが出来る。
飼い主がまだ歯ブラシ訓練中だったり、歯ブラシが苦手な犬もまずはここからチャレンジ!シニア期やすでに口腔トラブルを抱えた犬にも優しい。
全ての歯ブラシに組み合わせて、導入や仕上げ用歯ブラシ、2本目の歯ブラシとしてもオススメしたい。

正しい歯ブラシの選び方


様々なタイプの犬用歯ブラシがあることを知った上で、いよいよ愛犬に合う歯ブラシを選択してみましょう。
はじめての歯ブラシ選びや歯みがきが苦手な犬、歯周病が進行していたり、シニア期のデリケートな歯茎の場合、犬のサイズやマズル、歯並びの前に、まずはブラッシングの違和感が極めて少なく、刺激の少ないやわらかな「ふわふわシルク歯ブラシ」が万能でオススメです。
「ふわふわシルク歯ブラシ」に慣れてきたら、W植毛→ポイントケアに進んでも良いでしょう。その際、お手持ちの「ふわふわシルク歯ブラシ」を歯みがきの仕上げ、拭き取り用として使うとプラークが取れて磨き上がりがとてもスッキリします!
歯ブラシの得意分野はそれぞれ異なります。その犬に合わせて歯ブラシを組み合わせ、気持ちよく快適な口腔ケアを継続しましょう。

まとめ


電動歯ブラシを使ったり、歯石を金属スケーラーで削ったり、ペーストを塗ったり、液体を飲んだり、歯石除去を目的としたおやつやオモチャを与えたり___ではなく、まずは基本の歯ブラシを使ったデンタルケアを!
また、無麻酔での歯科処置は極めて危険で事故も多く、無麻酔歯石除去について日本獣医学会は絶対に行わないよう警笛を鳴らしています。そもそも口腔内を診ることができるのは獣医師だけです。獣医師以外が口の中を処置することは出来ません。
口腔衛生を保つためには、濡らした歯ブラシで力を入れずにやさしくそっと歯と歯茎の間や歯間を丁寧に磨き、歯石になる前にプラークを落とすことが最も重要です!
犬によっては2〜3本の歯ブラシを組み合わせることがベストな場合もあります。(因みに我が家の愛犬たちはそれぞれ使う歯ブラシも異なり、複数本使います。)
3歳以上の犬のおよそ80%に歯周病があると言われてます。歯周病や口腔トラブルを抱えている犬は無理をせず、歯科医療に詳しい獣医師に相談の上、その犬にあったデンタルケアを取り入れてください。
歯石になってしまった場合も、諦めずに現状維持のために正しいブラシを選択し、日々気持ちよくブラッシングを。次回は、歯ブラシを使用したブラッシング方法をお伝えします。〈PR〉

[文・構成/enkara編集部]
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