倉敷 野犬を増やさない会( DogRibbon倉敷) 譲渡会イベントレポート

           

都市部ではあまり見かけることのない野犬ですが、地方ではその数はとても多く、不幸にも事故や病気になってしまう犬たちも数多く存在します。今回は、岡山県倉敷市玉島工業地区の野犬を捕獲し、譲渡につなげる「倉敷 野犬を増やさない会(DogRibbon倉敷)」の譲渡会イベントレポートです。

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譲渡会イベントレポート

いつもは、ボランティアさんが経営する会社の一室をお借りして行われる犬猫合同の譲渡会ですが、コロナウィルスの影響を受け、2020年3月は場所を変えて犬たちのみの譲渡会を開催しました。
当日は、岡山県倉敷市玉島工業地域で保護した野犬の仔犬たちや、倉敷市保健所から保護犬として引き出した野犬の仔犬、総数25頭が新しい家族との出会いを求め譲渡会へ参加しました。
SNSなどでの情報拡散のおかげもあり、毎月開催する譲渡会には毎回多くの方が見学にいらっしゃいます。犬猫好きな方が溢れてとても和やかな雰囲気です。

WHAT’S “野犬を増やさない会”

都市部ではあまり見かけることのない野犬ですが、地方ではその数はとても多く、不幸にも事故や病気になってしまう犬たちも数多く存在します。
会の拠点となる岡山県倉敷市玉島工業地区にも現在たくさんの野犬がいます。
一人でも多くの方に犬たちが直面している問題を知ってもらい、また、野犬たちへ新しい家族を探すため「野犬を増やさない会」を発足しました。
現在、数人の個人ボランティアの方々が活動しています。

野犬の母犬をレスキューし、避妊手術や訓練をした上で譲渡に繋げるのが理想ですが、野犬の成犬を捕まえることは非常に難しく困難です。
そのため、まずは産まれた仔犬を探しレスキューすることを中心に行っています。
こうした活動が実を結び、15年程前はこのエリアだけで100頭以上いた野犬が、現在では30頭以下まで減りました。ここ4~5年だけでも300頭以上をレスキューし、譲渡に繋げています。

どうやって保護犬の家族になれるの?

倉敷市で行われる譲渡会とWEBサイト「ペットのおうち」から随時家族を募集しています。

<譲渡会>
1. 気になった犬との出会いがあったらその場にいるスタッフに詳細を聞く。(遠方の場合は、会いたい犬をリサーチし、事前に連絡を取っていれば当日の譲渡も可能)
2. アンケート記入、飼育環境確認のための書類提出。
3. 保護主宅へ新しい家族が迎えに行き、誓約書を取り交わし譲渡完了。

<ペットのおうち>
1. サイト内からエントリーと野犬を増やさない会からのアンケートに回答。
2. 飼育環境の確認のため、自宅の飼育場所の写真を送付。
3. 保護主宅へ新しい家族希望者が実際会いに行く。(遠方の方はそのまま譲渡も可能)
4. 保護主宅へ新しい家族が迎えに行き、誓約書を取り交わし譲渡完了。

保護犬はどこから来て、どこにいるの?

私たちは、玉島工業地区に暮らす犬たちの様子を常にチェックしています。出産後の特徴がある犬を確認したら、仔犬を探しレスキューします。または地区の企業の方々から「仔犬が産まれた」「仔犬を保護した」などの連絡を受けた際もレスキューに向かいます。
保護された仔犬たちは、個人ボランティアの自宅で、母犬に代わりミルクや排泄のお世話をしてもらいながら過ごし、生後約1ヵ月半くらいになると譲渡先を探しています。

<団体情報>
DogRibbon倉敷

[文・構成/enkara編集部]
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VISION「私たちは循環する社会の仕組みを創る」

今までの犬と暮らす当たり前や固定概念にとらわれず、新しい情報や価値観を知ることで気づきを得るために、様々な情報発信や活動をします。最終目標として掲げる「循環する社会の仕組みを創ること」を実現するため、ミッションとして、“犬を知る“をアップデートし、より豊かな関わりで犬と人が本質的に繋がり、共に生きる姿を提案します。私たちは、循環サイクルの中でその未来を創造し実現できることを強く願いビジネスを営む社会を目指します。

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