こんにちは!ドイツで7歳のマルチーズとミニチュアダックスフンドのミックス犬ペロと暮らしている真奈加です。第2話となる今回は、私たちが休暇で訪れたイタリア・ベネツィアの旅をお届けします。ペロが初めて訪れた水の都。ドイツと並ぶペットフレンドリーな国イタリアで、ワクワクドキドキの体験をしたペロの旅を、是非お楽しみください。
イタリア北部に浮かぶ島・ベネツィア
美しい街、水の都ベネツィア。ここはイタリア北部のベネト州の州都で、アドリア海に浮かぶ100を超える小さな島々からできています。
自動車のための道路はなく、石畳みが多いベネツィア内での交通手段は船や徒歩のみ。街中に運河が流れ、陸の道も入り組んだ迷路のよう。13~16世紀の街並みが残る美しい場所です。
ペロは、珍しい景色や初めて訪れる楽しい場所に興味深々。楽しそうにお散歩をしてポーズを決めます。(写真を撮る時だけリードを放しています)
またイタリアでは「犬同伴OKのスーパー」もあり、ヨーロッパの中でもペットと過ごせる時間が多い国だと感じます。ベネツィアもイタリアの他の都市と同じく、犬にとっても親切。殆どのホテルがペット同伴可で、快く温かく迎えてくれました。
ペットと楽しめる運河観光
ベネツィアといえば「ゴンドラ」や「水上タクシー」、「ヴァポレット(水上バス)」での移動と運河観光。これらの乗り物も、もちろんペットと一緒に乗ることが出来ます。ペロも「ゴンドラ」に乗り、中世の街並みを眺め細い水路を通ります。
初めての体験に少し緊張気味のペロ。揺られる船から不思議そうに、じっくりと水面を眺めていましたが、だんだんと慣れてリラックスしていました。船頭さんのサンタルチアの歌声も心地よく、水の都ならではの雰囲気を感じることが出来ます。
本島では、タクシーも自動車ではなく船。この「水上タクシー」にもペロは乗船します。ゴンドラよりも速いスピードでぐんぐん進む「水上タクシー」。海風と太陽の日差しを浴びて、とても気持ちよさそうにしていました。
船内は日陰になっているため、暑くなってきたらここで一休み。また前方と後方は屋根がオープンになっているので、海の眺めを360度見渡すことができ、思う存分楽しむことが出来ます。
ペロのベネツィアさんぽ
早起きをして飼い主と行くベネツィア早朝さんぽ。昼間よりも人の姿は少なく、のんびりゆっくり街並みを楽しみながら歩くことが出来ます。
迷路のような小道や、せせらぎが心地よい水の音。街に溶け込む水路に沿って歩くと、趣のある橋が現れたり、歴史ある広場に辿り着いたり。
どこを取っても絵になる街並みは、ドイツや日本には無い良さがありとても美しいです。地図も見ずに思うがままに進むペロも、ベネツィアが気に入ったようです。
また世界で最も美しい広場の1つと言われているのが「サンマルコ広場」。街のシンボルである鐘楼は、有名な観光名所です。夜の広場は周りの建物の灯りが輝き、うっとりするほど幻想的でした。
その他にも街中には、眺めが素晴らしい「リアルト橋」や、橋の下をゴンドラで通ったカップルは永遠の愛で結ばれるというロマンティックな「ため息橋」など、歴史的な建造物が立ち並び、見どころがいっぱいのベネツィアです。
機内の様子とベネツィア料理
ベネツィアの空港までは、私たちの住むデュッセルドルフ空港から直行便が出ているため、乗り換えは必要ありません。そして今回利用したユーロウィングスは、8㎏以下のペットであれば一緒に機内に搭乗出来ます。飛行機に慣れっこのペロは空港が大好き!機内でも離陸までは座席に座り、飛び始めると飼い主の足元で自分の鞄に入って到着まで寝ています。だからいつも目的地に着くと元気いっぱい!
到着したらまずは腹ごしらえ。ベネツィア名物と言えば「イカ墨パスタ」です。イカの旨みがパスタと絡んで本当に美味しい。またドイツではなかなか食べる事の出来ない海鮮のフリットも。サクサク香ばしく、食べだしたら止まりません。
もちろんペットも一緒にレストランやカフェに入店できます。美味しそうなピスタチオクロワッサンを特別にペロリとひとなめ。美味しくて楽しいベネツィアの旅を満喫したペロでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。では次回の旅もお楽しみに!
プロフィール
樋口 真奈加
ペットフレンドリー大国ドイツに在住して6年目。 夫、息子、ペロ(6歳)とドイツ西部にある街デュッセルドルフに住んでいます。北海道札幌市出身、旅行と食と犬が大好きです。子育てをしながら、サッポロラーメンをヨーロッパに広めるため現地企業で活動中。犬が住みやすい国ドイツでは、ヨーロッパ各国どこへでも簡単にペットを連れて行き来することができます。 愛犬と旅する国々を、ペロと共にお届けします。
名前:ペロ
性別:男の子
生年月日:2015年11月20日
好きな食べ物:チキン
好きなこと:家族と行く旅行と、ハムをたくさんもらえるマーケットに行くこと
編集部です。自動車のない街、徒歩や船で移動する生活____想像するだけでワクワクしちゃいます。どんな音、どんな香り、どんな時間の流れなんだろう。異なる文化に愛犬と共に旅することができる。EUって本当に羨ましいなと改めて感じます。こんなに自由な往路が可能な理由の1つとして、「EUペットパスポート」の存在は大きいと思います。飼い主の情報、ペットの情報、ペットの識別情報、記入した獣医の情報等が記入され、様々な犬の情報が1つにまとまったパスポートと共に検疫免除による旅が実現しています。犬のワクチン接種率やマイクロチップ挿入率が極めて低い日本人がそんな意識になる日は来るのかな、、、そんなことをふと感じた真奈加さんの美しすぎる旅レポでした。次回も真奈加さんのヨーロッパ旅連載をお楽しみに!
[文/樋口 真奈加・構成/enkara編集部]
はじめまして。ドイツ、NRW(ノルトライン=ヴェストファーレン州)・デュッセルドルフに在住している樋口真奈加と申します。愛犬は、マルチーズとミニチュアダックスフンドのミックス犬、6歳の男の子ペロです。ペットフレンドリー大国ドイツから、ヨー[…]