2019年に改正された「動物愛護管理法」は、三段階に分かれて施行されます。
第二段階として2021年6月1日に施行される「動物の愛護及び管理に関する法律に係る省令案(飼養管理基準に係るもの)」の具体的な内容について、10月16日よりパブリックコメントの募集が開始されました。
2021年6月1日に施行される省令案
・動物の愛護及び管理に関する法律に係る省令案(飼養管理基準に係るもの)
パブリックコメント(意見公募手続)とは
国の行政機関が政令や省令等を決めようとする際に、あらかじめその案を公表し、広く国民から意見、情報を募集する手続きのことです。
行政手続法に基づくパブリックコメントでは、一部の例外を除き、命令等の案(命令等で定めようとする内容を示すもの)に対して国民は意見を提出できます。
参照:パブリックコメント制度(意見公募手続制度)について 総務省行政管理局
パブリックコメントの提出方法
提出期間:10月16日~11月17日
※意見募集要領に則らない形式により提出された意見は、パブリックコメントの対象外となりますのでご注意ください。
パブリックコメントの集計結果
パブリックコメントでの意見を募集したのち、集計結果については公表しなければならない事となっており、提出された意見に対しては行政機関として回答をしています。
改正動物愛護法の第一段階となる、2020年6月1日に施行された省令のパブリックコメントの集計結果は以下の通りです。
実施期間:2019年12月16日~2020年1月14日
動物の愛護及び管理に関する法律施行規則の一部を改正する省令案等に対する意見の募集(PDF)
<参考資料>
環境省:報道発表資料「動物の愛護及び管理に関する法律施行規則の一部を改正する省令案等に対する意見の募集(パブリックコメント)の結果について」
環境省:報道発表資料「動物の愛護及び管理に関する法律に係る省令案(飼養管理基準に係るもの)に対する意見の募集(パブリックコメント)について」
まとめ
愛犬家をはじめ、動物保護団体、ブリーダーなどペット業界全体が高い興味関心を持つ、今回の法改正。
省令案をご自身で読み、過去から学び未来を考えた時に、この法案に対して何を感じるのか、その意見や想い、疑問はそれぞれ異なるはずです。この形を法律として定めると決めた国のスタンスを聞くことができるこの期間、それが今です。
多くの方がまずはこの省令案を読み、理解を深めること、そして誰かの意見を鵜呑みにせずに、一人一人の考えを持つことから日本の動物愛護の未来のカタチが今後も築かれていくことでしょう。
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