【愛犬のお悩みカウンセリング体験レポート】ドッグトレーナーにオンライン相談をしてみよう!〜いつもの視点に新しい変化を〜

           

犬を飼うためには、ドッグトレーナーから飼い主がトレーニングを受けることを法律で義務付けている国もかつては多くありました。現在は義務ではなくなった国が多いのですが、その理由として、ほとんどの飼い主がドッグトレーナーからトレーニングを受けることが一般的で、わざわざ法律で縛らなくても良くなったという背景があります。それほど海外では、犬と飼い主にとって”ドッグトレーナー”はとても身近な存在です。一方、私たちはどうでしょうか。何か悩みや困り事があっても「そんなに深刻な問題ではないから」と専門家ではなく、お散歩仲間や犬友だちに相談したり、ネット検索したり・・・で終わらせていませんか?でもそれって、本当に効果がありますか?良かれと思ってしたことで余計に問題行動が悪化してしまった・・・なんてことも。ドッグトレーナーは、何か重大な問題行動の時にしか相談できない特別な存在ではありません。今回は、トレーニング初心者さんはもちろん、ドッグトレーナーへの相談に「こんなこと聞いてもいいのかな」「ちょっと敷居が高いかな」と感じている方にもオススメの”愛犬のお悩みカウンセリング”をご紹介します。講師は”シニア期の連載コラム”でもお馴染みの渡辺聡トレーナーです。実は、私もドッグトレーニング未経験の初心者です!今回は、「なるほど!」を連発する結果となった、私と愛犬CHIZU(Wコーギー・7歳)のオンラインカウンセリング体験をお届けします!

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「愛犬のオンラインお悩みカウンセリング」ってなーに?


“FLUFFYDAYS お悩みカウンセリング”は、幼犬から高齢犬のトレーニングや要介護犬に関する様々な悩みに対して、渡辺聡トレーナーが解決につながるアドバイスをオンライン(ZOOM)で行います。オンライン相談なので、世界中どこからでも受けることが可能です!また、”お悩みカウンセリング”の相談内容には決まりや制限はありません。お手軽な30分とたっぷり相談できる60分から選択できます。

”トレーニングを受ける程ではないかも”
”トレーニングとは関係ないけど、シニア犬介護のアドバイスが欲しい”
”何からトレーニングしていいか分からない”

犬たちが個々に違うように、飼い主の悩みは様々です。”お悩みカウンセリング”は、どんなに些細なことだとしても、不安に感じていることや困っていることを気軽に専門家に相談できる場所です。

オンラインコミュニケーションが苦手でも大丈夫!


当日お約束の時間になったら、お使いのパソコンやスマートフォンから事前に共有されたオンラインルーム(ZOOM)のURLをクリックして、スタートです!ニコニコした優しそうな雰囲気の渡辺トレーナーに繋がりました。事前にお渡ししていた愛犬のカウンセリングシートを一緒に見ながら進んでいきます。カウンセリングシートには愛犬の名前や年齢など基本的な情報しか書いていないのですが、愛犬のことになるとついつい、たくさん話してしまいますよね。実は普段オンラインミーティングなどちょっと苦手な私ですが、聞かれてもいないことまで楽しくべらべらと話していました(笑)
でもこうした飼い主からの情報は、直接犬を観察することのできないオンラインでは大切なことのようです。聞き上手な渡辺トレーナーの手腕でもありますね!

ーカウンセリングシートの質問内容ー・飼い主の情報(家族構成、飼育経験など)
・愛犬の情報(名前、年齢、犬種、病歴、食事内容など)
・相談内容

視点を変える!なるほど体験!


話が弾む中でカウンセリングシートに記入した以上に愛犬情報をお伝えした後、いよいよ本格的な相談へ。実際に私が事前に記入していた相談内容は下記の2点です。

<相談内容>フローリングの床を舐めるのを止めさせたい
一緒に遊んでいるときに興奮してくると手や足を甘噛みしてくるので、上手な遊び方を知りたい

1. 床を舐める問題
床を舐める犬は多いのか、ネット検索すると沢山の情報が出てきます。しかしどの情報も愛犬には当てはまらないと思っていた上に、有効な解決策も出ていません。フローリングがヨダレだらけになることも困りますが、何より愛犬の健康にも良くないため困っていました。実際に舐めている様子を見ていただきたかったのですが、こんな日に限って本人は隣でスヤスヤ寝ていたためお見せできず・・・。普段の舐めている様子を説明すると、先ほど話した情報を考慮した上でいくつか考え得る原因を挙げてくださいました。

その中で私がハッとさせられたのは「ニオイを嗅ぐ欲求」を叶えてあげることで結果的に床を舐めなくなるのではないか、というアドバイスです。私はずっと”止めさせる方法”を知りたいと思うばかりだったので、”欲求を叶える”という視点には「なるほど!」と目から鱗でした。更に、ニオイを嗅ぐ欲求を叶えるためのグッズとして、ノーズワークの活用をアドバイスしていただきました。ノーズワークたるものの存在は知っていましたが、こういったシチュエーションで効果を発揮することに繋がるのか!とここでも「なるほど!」体験。

2. 甘噛み問題
遊んでいる最中の甘噛みのクセについても、注意の方法から遊び方まで、順を追って丁寧にアドバイスをいただきました。注意の方法として教えていただいたのは、甘噛みを始めたらすぐに遊びを止め、興奮が収まったら遊びを再開する、というもの。我が家の場合、こちらが止めると直ぐに止めますがまた直ぐに興奮してしまうことを伝えると、「止めるだけではなく、一度その場から飼い主が離れた方がいい」というアドバイスも…
注意の方法だけでなく、ロープやボールを使った遊びのバリエーションも教えていただきました。
その中で、私が先代犬にも教えることが出来なかった”ボールの取って来い”についてもレクチャーを受けることができました!根気よく少しずつボールの距離を伸ばしていくのですが、基本になるのは”アイコンタクト”とのこと。アイコンタクトが大切なことは頭では理解していましたが、「何となくできている風に思い込んでいたかもしれない」とハッとさせられました。「なるほど!」の連続です。

直接相談できる場だからこそ、愛犬の特性に沿って問題点や疑問点をダイレクトに質問することができます。一般的な How to記事やトレーニング動画との大きな違いを実感しました。

オンラインお悩みカウンセリングを受けてみて


愛犬と楽しくコミュニケーションを取りながら生活することで、結果としてそれが問題行動の解決に繋がり、更には愛犬ともっと分かり合うことができ絆が深まるのだということを学ぶことができたことで、基本に立ち返り、その重要性を改めて実感できたことが、お悩みカウンセリングの最も大きな成果でした。
愛犬の特性や性格に特化した愛犬だけのカウンセリングはとても内容の濃い充実したものとなり、終わる頃には、何故か飼い主のやる気と自信がみなぎっていました(笑)
今回教えていただいた方法を取り入れて練習し、そこで新たな問題や悩みも出てくるかもしれませんが、そうしたタイミングに来た時には、また次の段階の相談をしたいと思っています。

まとめ


今回のカウンセリングでは、愛犬も飼い主も無理なくできる、個に沿った具体的な方法でコミュニケーションの取り方を教えていただきました。正直なところ、「もっと早く受けたかった!」というのが率直な気持ちです。問題解決に向けて飼い主の話に耳を傾け、どんなことでも受け止めてくれるプロの存在は本当に頼もしく安心です。

愛犬に何かあると、私たちはすぐに飼育経験の豊富な犬友だちに相談しがちです。しかし、個人での飼育頭数は多くても10頭ほどではないでしょうか。そしてその飼育したことのある数頭の犬の特徴が、自分の愛犬に当てはまるとは限りません。やはり、犬の悩みは相当数の犬たちを見てきた経験と知識を持ち合わせた、専門家である”ドッグトレーナー”に相談することをおすすめします。

素人同士で問題解決を図ってきた結果、誤ったしつけ法が広まり犬たちに不利益な状況がもたらされたことも多かったはずです。犬と暮らす多くの方が”専門家に相談する”ことをもっと身近に感じ習慣化していくことで、私たち飼い主も犬たちも今よりもっと楽しく快適に暮らせるのではないでしょうか。
まずは気軽に始められる”お悩みカウンセリング”を愛犬との暮らしに取り入れてみてはいかがしょうか。

カウンセリング講師プロフィール

渡辺 聡 FLUFFY DAYS代表|ドッグトレーナー
30数年に渡る会社員生活を経て、愛犬の介護を機にドッグトレーナーの道へ。会社員生活での設計・営業の経験を活かし、飼い主様への分かりやすい説明・対応を心掛けています。 現在、ボランティア活動としてスポーツ競技ほかの写真撮影をしています。 ネコも好きです。

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今までの犬と暮らす当たり前や固定概念にとらわれず、新しい情報や価値観を知ることで気づきを得るために、様々な情報発信や活動をします。最終目標として掲げる「循環する社会の仕組みを創ること」を実現するため、ミッションとして、“犬を知る“をアップデートし、より豊かな関わりで犬と人が本質的に繋がり、共に生きる姿を提案します。私たちは、循環サイクルの中でその未来を創造し実現できることを強く願いビジネスを営む社会を目指します。

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