Dog’s food CookBook #02「サメと紫キャベツのハロウィンごはん」by宮前真樹

Dog’s food CookBookは、ワイマラナーのエルマーと暮らす料理研究家 宮前 真樹さんがサステナブルな食材を取り入れながら、食事の時間をより豊かに楽しんでいただけるように、犬の手作りごはんレシピを作り方とポイントを交えてご紹介。
食べるものからカラダもココロも作られるから___食材の持つ特性を生かした、美味しくて環境にもやさしい犬たちのごはんをご紹介します。
今回のレシピはハロウィンをテーマに、ホクホクと甘いさつまいもと食欲をそそられる旨味たっぷりのお魚レシピ!
おいしいごはんを今日も召し上がれ♪

材料(1日2回食の場合の1食分)

・豚ロース肉 小型犬30g~50g|中型犬100g〜|大型犬150〜200g

・ささみ肉  小型犬1/4本|中型犬1/2本|大型犬1本

・やげん軟骨 小型犬1〜2本|中型犬20g|大型犬40g

・サメ素干し*(dog’s life サメ素干し使用)小型犬1/4本|中型犬1/2本|大型犬1本

・さつまいも* 小型犬10g|中型犬20g|大型犬30g

・野菜(紫キャベツ・ブロッコリー・人参・パセリ・プチトマトなど) 小型犬30g|中型犬50g|大型犬50〜100g

・スープ 200~300ml ※食材がひたひたになる位

・オイル 小型犬 小さじ1/2|中型犬 小さじ2/3|大型犬 小さじ1

※犬のサイズは、小型犬(〜5キロ)中型犬(〜10キロ)大型犬(〜25キロ)として計算
※成犬・アクティブな犬へ向けての分量として基本レシピをご紹介しています。幼犬期にはタンパク質を増やし、シニア期にはタンパク質を減らすなど愛犬のステージに合わせ食材バランスを微調整していただくことでオールステージに対応可能です。
※「*」表記された食材は「THE FUTURE 50 FOODS(未来のための食材50)」が提案する地球環境に配慮したエシカルな食材です。

作り方

1.野菜を細かく切り、水から柔らかく煮込みます。
今回のように、紫色を綺麗に出したい場合は、紫キャベツは別茹でします。
※小型犬の場合は、食べやすく、また消化吸収しやすいよう小さく刻んでください。

2.サメ素干しを、水(分量外1カップ)から茹で柔らかくし、スープは取っておきます。

3.その他のお肉は、茹で・蒸し・グリルなど作りやすい方法で加熱し、冷まします。

4.全ての粗熱を取り、お皿に盛って仕上げにスープを注ぎ、食べる直前にオイルを加え完成です。

POINT:盛り方のポイントは、初めに紫キャベツを入れ、残りの野菜とお肉を並べて人参は最後に散らし、人肌温度のサメ素干しの茹で汁を注ぐこと。

※スープのこと
スープは、人肌程度に温めたものが理想的です。
今回はサメ素干しのスープを使いましたが、野菜の煮汁や鶏スープ、無添加の和風出汁など風味付けで使うのもおすすめ。
サメ素干しは、数本まとめて茹でておくと便利です。茹でる際は、水を多めにすることで、スープストックも一緒に作れます。

※オイルのこと
今回はフラックスシードオイルを使用しました。オイルは、食べる直前にごはんにプラスします。
はじめは少量からスタートし、ウンチや体調の変化を確認しながら調整します。
小型犬小さじ1/2程度〜大型犬小さじ1杯程度が目安です。

レシピのポイント

今回のポイントは、「素干しのサメ」です。
オヤツとして食べることが多い素干しやジャーキーも、茹でる事でプリッと柔らかく、パピーからシニアまで食べやすくなります。
茹で汁は、とっても美味しいスープになるので、食欲不振の犬や、噛むことが苦手な犬にもおすすめです!
味も香りも良く、嗜好性が高いので、そのままハサミで細かく切りトッピングにしたり、いろいろな使い方を楽しめます。

メイン食材「サメ」

 

今回、レシピに使用した「サメ素干し」は、黒潮町の漁業歴34年のベテラン漁師、松田さんが獲ってすぐに天日干しで加工する塩不使用、無添加 サメの身の素干しです。
松田さんは入野漁港で、白身の王様と言われる”赤むつ(のどぐろ)”の漁をされています。延縄漁の仕掛けには、赤むつの何倍もの数の深海ざめが掛かります。その深海ざめ(体長30~80cmの小型のツノざめ)を使用しています。
犬の嗜好に合わせて、皮無しの身だけを干したものと、皮付きのまま干したもの、2種類があります。
皮無しは、キッチンバサミでカットできる程度で、硬過ぎず、やわらか過ぎず、少し肉厚で噛み応えがあります。
皮付きは、硬めに仕上がっていますので、噛むのが好きな犬たちにおすすめします。
ツノざめは、皮にもコラーゲンがたくさん含まれており、皮を噛むことで歯石、歯垢も取れ、デンタルケアにも効果があります。
高タンパクで低カロリー、DHA、EPA、体内の酸化を防ぐオレイン酸を多く含み、鉄分やビタミンB6・B12も豊富。栄養豊富で噛むのが好きな犬たちには最高の食材です。

愛犬にサメを与えるメリット

☑︎カルシウムが豊富「関節・骨を強化したい犬に適している」
☑︎コラーゲンが豊富「皮膚・靭帯・骨・軟骨」を丈夫に作る。
☑︎免疫力向上、加齢による機能の低下を予防。

【商品ページ】Dog’s life サメ素干し(高知県黒潮町)

私の考える犬ごはん


「10月といえば….ハロウィンかな?」ということで今回は、ハロウィンを意識した盛り付けにしてみました。
“犬ごはん作り” での私の楽しみ方の1つが、この ”盛り付け” 。
前回書いた通り、食材が偏らないよう、3日~1週間単位でざっくりと食材を考える中
で、今回のようなハロウィンの日は、紫とオレンジを入れようかな?と
食材を2つ変更するだけで、簡単にハロウィンの雰囲気を作ることができます。
クリスマスなら、赤と白と緑など…野菜を1つ2つ変えたり、プラスするだけ。
考えすぎず、イメージでザクザク盛っていきます!
失敗(なんてないけど)しても気にしません。
だって、そもそも犬たちは ”盛り付け” は気にしてませんよね。
気負わず、適度に楽しく!
いろいろトライしてみると、もっと食事作りが楽しめると思います。

最近のエルマー

名前:エルマー
性別:女の子
生年月日:2017年12月30日
好きな食べ物:鹿ジャーキー・バナナ
好きなこと:段ボールの解体・ドッグラン遊びとお風呂

「すっかり涼しく過ごしやすくなり、毎日元気一杯。
大好きなドッグランでも、楽しく転げ回って大変です笑
ドッグラン内で、1番汚れている子を探せばエルマーが見つかるかも。」


手作り食をはじめて食べる犬の場合、野菜類は少なめからスタートして時間をかけて移行することで消化吸収を促進します。
また、ウンチのチェックは必ずしてください。下痢や便秘になっていたら、食材や作り方など食事を見直します。
愛犬に合わせて、飼い主さんが工夫しながら一緒に「ごはん時間」を楽しんでくださいね。
次回は、冬へ向けてのレシピをご紹介します。お楽しみに。
[文/宮前 真樹・構成/enkara編集部]