犬ごはんCookBook #25「春のモザイクちらし寿司」植村遊希

           

こんにちは。近頃は愛犬と行く低山ハイキングが楽しくて、脚腰の強化を目指し密かに宅トレに励む自由料理家、植村遊希です。厳しい冬を越え、暦の上ではもう春も中頃。蕾が緩み、多くの草花が芽吹き始めます。冬に強張った私たちの心と体もふわっとほころび、犬たちとより活発に活動したくなる季節ですね。また、新たな門出のお祝いなど、ハレの日の集まりも多くなる時期でもあります。
今回はそんな春にぴったりの、
簡単で華やかなモザイク柄のちらし寿司のレシピをご紹介します。酢飯には、旬を迎えた柑橘の果汁をたっぷりと使用します。日本各地にはみかんや柚子など、酢の代わりに柑橘を使う様々な郷土料理があります。酸味も穏やかで香りも良く、甘味が砂糖の代わりにもなるので体に嬉しいですし、犬にも安心して与えることができます。ちょっと手間がかかる工程もありますが、丁寧に作業をする時間も豊かなものです。忙しい日々をお過ごしかと思いますが、特別な日にはちょっぴり面倒なお料理を、時間をかけて作ってみませんか?

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食材(ごはん4合分

【 酢 飯 】

☑︎ 炊き立てのごはん 4合


☑︎ いよかんの果汁(スクイーザーなどで搾ったもの)2個分


☑︎ 梅干し(塩分が気になる場合は減らしてもOK) 4~5個


☑︎ 大葉 20枚


☑︎ 金胡麻 大さじ2

〜 今回の具 〜
厚焼きたまご(無塩)、牛モモステーキ、茹でたエビ、マグロ、タイ、シラス、イクラ、佃煮、姫三つ葉、たけのこ、蓮根、菜の花、スナップエンドウ

※ お好みの具材でアレンジをお楽しみください。
※ ネギ類など、犬に与えてはいけない食材の使用はおすすめしません。
※ お刺身やお魚が苦手な子には、鶏ハムなどお肉の具材を増やしても良いですね。

作り方

1. 種を取り除き、たたいた梅干しの果肉をいよかんの果汁に入れ、混ぜ合わせておきます。

2. 炊き立てのごはんを飯台にあけ、①で合わせた果汁を全体に回しかけ、うちわであおぎながら手早く切るように混ぜます。(飯台がない場合、大きめのボウルでもできます)

3. 満遍なく混ざり完全に冷めたら、千切りにした大葉と金胡麻を全体に均一になるよう混ぜます。(この時もお米の粒を潰さないようにしゃもじを立てて切るように混ぜます)

4. 全体に混ざったら、表面を濡らした手でキュッキュと軽く圧力をかけて平らにし、しゃもじやスパチュラを使って格子状に切り込みを入れます。

5. できた枡目を目安に具材を乗せ完成です。犬にはそのまま、もしくは出汁やお水などをかけて与えても良いでしょう。飼い主さんはワサビ醤油など、お好みの調味料をつけてお召し上がりください。

レシピのポイント

・モザイク状に具材を配置することによって犬に与える具材の場所を選びやすくしました。

・味付けが濃い佃煮や塩漬けのイクラなど、犬に与えたくないものも一緒に盛り付けることができ、同じ器から取り分けて食事を楽しむことができます。

ワンポイントアドバイス

色の濃淡を意識し、対角線状に対称に具材を配置するとバランスよく華やかに仕上がりますよ。お重などに詰めればお花見など行楽のシーンにも重宝します。酢飯に使う柑橘は、いよかんやみかんなど、苦味が少ないものをお勧めします。

〜 飼い主さん用アレンジおすすめ調味料 〜
・ワサビ醤油
・うなぎのタレ
・柚子胡椒

アメリの今日この頃

名前:アメリ
性別:女の子
生年月日:2021年7月(保護団体さんから我が家へ)
好きな食べ物:遊希ちゃんの手作りごはん、焼き芋、キャベツ
好きなこと:ドライブや山歩き、旅行、ピクニックなど、一緒におでかけすること!
頑張っていること:毎日3回の口内ケア(寝起き、朝食後、夕食後)
「冬の間に、ざっくりローゲージのセーターを編もう!と、一念発起し編み始めましたが、毛糸を触る度にアメリに作業を阻止され敢えなく断念!だってこんな瞳で見つめられたら、愛おしくて可愛くてついつい一緒に遊んでしまいます!」


enkara編集部です。三寒四温とはよく言ったもので、この時期はやっと春の暖かさを感じたと思ったら、急にまた冷えたり___体調を崩しやすい時期でもありますね。でも、確実に春の息吹を感じる、ワクワクする季節。お日様に誘われてランチピクニックも心地よいですね!余談ですが、我が家の犬たちは魚好きなので、今回のレシピは大喜び間違いなし!早速作ってあげたいです。目にも鮮やかなちらし寿司♪犬たちと一緒に、春の訪れを身体も心もいっぱい感じましょう!今年も桜の開花が楽しみです!

[文/植村 遊希・構成/enkara編集部]
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VISION「私たちは循環する社会の仕組みを創る」

今までの犬と暮らす当たり前や固定概念にとらわれず、新しい情報や価値観を知ることで気づきを得るために、様々な情報発信や活動をします。最終目標として掲げる「循環する社会の仕組みを創ること」を実現するため、ミッションとして、“犬を知る“をアップデートし、より豊かな関わりで犬と人が本質的に繋がり、共に生きる姿を提案します。私たちは、循環サイクルの中でその未来を創造し実現できることを強く願いビジネスを営む社会を目指します。

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