「いつもの散歩にゴミ拾いをプラスオン!」PloggingDogアクションSTORY #01Yukko&Archer(仙台市在住)

           

「犬と暮らす人はマナーが素晴らしいと多くの人に認知してもらいたい!」その想いから2021年3月にスタートしたPloggingDog(プロギングドッグ)は、愛犬と一緒にいつもの散歩にゴミ拾いをプラスオンするアクションです。犬と暮らす日常に新しいマナーを追加することで、楽しく健康的に《犬の社会的地位向上》を目指しています。また、SDGsに沿った企画設計のため、地球環境に配慮した行動でもあります。コロナ禍の新しい生活様式に対応し、どこか1ヶ所に集まるのではなく、Instagramでメンバーが繋がり、距離を保ってどこからでも自由に誰でも参加できます。世界中へ広がるこの活動に参加されているメンバー、それぞれのストーリーを紹介する連載をはじめます。第1回目は、仙台市にお住まいのYukkoさん&Archer君です。”PloggingDogアンバサダー”も務めていただいているArcher君の活動ストーリーをご紹介します。

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PloggingDogアクションに参加した理由やきっかけ__活動に対する想い


Yukko:「まずはじめに、”PloggingDog”という言葉や活動について初めて知ったのは、仙台に住むコーギーと暮らす友人がこのアクションに参加しているのをInstagramで見かけたことがきっかけでした。
同じ仙台在住で、自分たちが住む街を綺麗にしている活動や行動力を純粋に素晴らしいなと思ったことと、わざわざゴミ拾いに出かけるのではなく、愛犬とのお散歩時間に一緒に行うという”PloggingDogアクション”のコンセプトに惹かれ参加することにしました。」


Yukko:「活動を始めてそろそろ9ヶ月になるところです。
始めた当初は、〈今まで素通りしていたゴミ達に目を向け拾う〉という視野の変化に対応することに集中していました。
そして活動を続けるうちに、なんでゴミを放置していくのか、なんでゴミをまとめたのにも関わらず持ち帰らないのか、なぜ繰り返し捨てるのかなどなど__捨てる側の心情を理解できず、毎日繰り返し落ちている吸殻を見かける度に苛立ちや、一部の人には常識が常識では無いという現実への不甲斐なさを抱え活動するようになりました。


Yukko:「でも、9ヶ月経った今は責任感や強い感情などは軽くなり、良いのか悪いのか吹っ切れた感じがします。
街が綺麗になること、愛犬と行うことで犬のイメージupの為にと、フォーカスする気持ちの持ち方へシフトしていくことができました。

ですので愛犬とのお散歩の”ついで”という感覚で気軽に活動に参加しています。
できる限り続けていくにはそれくらいの気持ちでちょうどいいのかなと、継続していく中で気づきました。」


Yukko:「そして一番忘れてはいけないのは、愛犬とのお散歩時間を楽しむこと。
最近はやっとトレーニングもストレスなく楽しみながらできるようになったので、お散歩がより一層楽しめるものになりました。

Ploggingをすることでの犬のイメージupへ貢献できると思いますが、公共の場を歩くお散歩では、少なからず犬をハンドリングする飼い主のマナーや常識も大切であると考えています。
道行く人が見て不快に思わないように愛犬をハンドリングすることも犬飼い全般のイメージupに繋がると思います。

Ploggingやトレーニングだけではなく、毎日するお散歩で感じる季節の移り変わりを楽しむことも忘れないようにしています。
雪で道が覆われてしまう時はゴミ拾いができないので、愛犬と一緒になって雪のお散歩を楽しんだり、桜や紅葉が綺麗な時は下を見てゴミを探すより、視線をあげ景色を楽しんだりしています。」

環境問題に対してどんなスタンスや考えを持っていますか?


Yukko:「環境問題はとてもスケールの大きな問題のように聞こえます。
そして、一人では大きな変化を出せないので積極的に取り組もうとする人は少ないのではと感じます。
ですが、お互いを教育し合い、個々の現状を見直し一緒にできるところから少しづつ改善していくことで、徐々にその広がりが大きくなり大きな一歩になっていくと信じています。


Yukko:「私自身も4、5年前から少しづつ環境に配慮した無農薬野菜や地元の食品を購入するようになり、数年前からは洗顔、洗髪、ボディーソープなどを化学物質不使用の植物性石鹸に変えたり、プラスチックチューブではない歯磨き粉を選択するなど、多方面で脱プラをはじめ、他にもまだまだ見直したことがたくさんあります。

そして数年経った今、生活の随所に”エコ”が落とし込まれていることに気づきます。
ひとつひとつの改善が積み重なりそれが定着して目に見える変化が現れるように、Ploggingでも同じなんだなと気づきました。
一人一人のアクションが積み重なり定着すると、安定したゴミ放置の削減につなげることができるのだと思います。

どのくらいのペースで活動をしていますか?実際どんなゴミが多いですか?


Yukko:「天気にもよりますが週平均3〜4回で、朝のお散歩時間にやることが多いです。
人混みもなく車通りも多くないので散歩しつつゆっくり活動でき、朝から街を綺麗にするという行為がその日の私のモチベーション向上に繋がっていると思います。
仙台市中心部に住んでいる為、食べ歩きのゴミや歩きタバコ、路上駐車から出る吸殻や空き缶放置が多く見受けられます。
それに加えて、中心部に多く住むカラスがゴミ集積所を漁って散らかしたゴミも非常に多いです。
地区ごとに対策されているようですがカラスの頭脳の方が優れているように思います。笑」

Archer君の行動に変化はありましたか?


Yukko:「大きな変化はありませんが、〈お散歩時ハンドラーが止まればArcherも止まる〉と以前から意識して教えていました。それをPloggingでも上手く活かせているように思います。

ゴミを見つけ立ち止まり拾う際に、Archerには横で止まって待っていてもらうように教えました。
ゴミが多いエリアでのゴミ拾い中に、私が見ていない間に拾い食いをするというシチュエーションは避けたかったので、Ploggingを始めた当初から気をつけているお陰でゴミ拾いが終わるまでしっかり待っていてくれます。

拾うゴミが多ければ必然的に立ち止まる回数が多く、歩みを止める時間も長くなりますが、その状況にも慣れてくれています。

心に残るエピソードをぜひ教えてください


Yukko:「高齢の方がPlogging中に声をかけてくださり、感謝の言葉を伝えてくれたことです。
ゴミ拾い活動をしていることは通行人には気づいてもらえているとは思いますが、その活動に対してどう思うか、そしてそれを見ず知らずの活動者へ伝えてくれる人はなかなかいないのがこちらの現状です。
むしろ見ず知らずの通行人からの愛犬に対するコメントの方が多いように思います。笑
普段は感謝の声をかけられることは滅多にないのでとても嬉しかったことを覚えています。」

PloggingDogアクションへ参加してよかったこと


Yukko:「生まれ育った街で一市民として何か貢献できているということです。
微力ながら大好きな定禅寺通りを綺麗にし、私たちと同じように道行く人が気持ちよく定禅寺通りを歩けるように手助けできることを嬉しく思います。
そしてPloggingDogアクションを通して全国、世界各地で同じ活動をしている人たちと繋がり、同じ目標を持ち日々活動できることをとても誇りに思います。

編集後記

enkara編集部です。Yukkoさん&Archer君の活動ストーリーをお伺いし、今までのPloggingDog活動が蘇りみんなの笑顔を思い出し胸がいっぱいになりました。
2021年春、犬の散歩中に落ちていたゴミが気になって拾ったことをきっかけにenkaraのInstagramでフォロワーさんへゴミ拾い活動を呼びかけました。
日々賛同していただく方が増え、それぞれの居住地域で活動を行い、今までに237頭(2022.2.1時点)が参加してくれました。参加者は皆さんYukkoさんのようにそれぞれのエピソードを体感し、愛犬と一体となって楽しんでいらっしゃいます。
犬と散歩をすることが社会の役に立つ。犬が地域社会から愛されるようにこれからも多くの方が楽しく参加し、継続できるプロジェクトを運営してまいります。
Yukkoさん&Archer君、とても貴重なお話をありがとうございました。これからもバディとして最高に豊かな時間を。

ー PloggingDogアクション参加方法 ー
いつでもご参加大歓迎です!お好きなタイミングでスタートしてください。
〈参加方法〉
1. 愛犬と一緒にお散歩をしながらゴミ拾いをして、いつもの散歩道を綺麗にします。
2. 参加風景に「#ploggingdog」を付けてインスタフィード投稿!
〈準備〉軍手やトング(衛生面の観点から素手NG)、袋などゴミを入れるもの。
〈大切なこと〉一番大切なことは犬との楽しいお散歩です。怪我や事故、熱中症等には十分気をつけて無理なく、ご自身と愛犬のペースで楽しく安全にご参加厳守お願いします。
詳細:WEB
運営:合同会社enkara
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今までの犬と暮らす当たり前や固定概念にとらわれず、新しい情報や価値観を知ることで気づきを得るために、様々な情報発信や活動をします。最終目標として掲げる「循環する社会の仕組みを創ること」を実現するため、ミッションとして、“犬を知る“をアップデートし、より豊かな関わりで犬と人が本質的に繋がり、共に生きる姿を提案します。私たちは、循環サイクルの中でその未来を創造し実現できることを強く願いビジネスを営む社会を目指します。

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